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第5回 北海道e-水フォーラム「水が育む生きもの、つながる地域の輪」

11月17日(月)に国際ビルで北海道コカコーラ・ボトリングが主催している 第5回 北海道e-水フォーラム「水が育む生きもの、つながる地域の輪」があり参加してきた。

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活動報告では、以下のグループからe-水プロジェクトによる助成金での成果発表があった。
どの活動もいろいろな不安や問題に直面しながらも、地域に密着した地道で将来につながるものだと感じた。

・阿寒湖のマリモ保全推進委員会(釧路市)
・NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(浜中町)
・知床羅臼町観光協会(羅臼町)
・CISEネットワーク(札幌市)
・NPO法人天塩川を清流にする会(天塩町)
・一般社団法人洞爺自然環境共生センター(洞爺湖町)
・NPO法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ(登別市)


つづいて講演「コウノトリと共に生きる ~豊岡の挑戦~」講師:中貝 宗治(なかがい むねはる)氏 (兵庫県豊岡市長)
があり、豊岡市の自然環境に関する活動についてお話があった。

かつてコウノトリを絶滅させてしまったという反省から町ぐるみで、またコウノトリも住める町づくりをめざして活動をされてきた町の話だった。

1960年代コウノトリにも住みやすかった自然は、農薬や人間土地政策などにより変化し、激減した。
何とか人工繁殖を目指すも、最後のコウノリが消えた。
その後、ロシアから同じ種類のコウノトリを譲り受けて繁殖を目指したが、苦難の連続だった。

町はその間にも田んぼを湿原に戻したり、治水面積を縮小したり、冬の田んぼに水を張ったりして、コウノトリも住みやすい環境を作ってきた。
そして2005年、人工繁殖で飼育されたコウノトリが、世界で初めて放鳥された。

また環境経済を進める活動も積極的におこなっており、事例も紹介された。

「願うこと。願い続けること。投げ出さないこと」が好きな言葉だという中貝市長は、「小さな範囲から成功事例を作っていこう」というメッセージも頂いた。


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ワイルドライフ・マネジメント・フォーラム in 札幌

昨日(11/12)にカデル2・7で行われたワイルドライフ・マネジメント・フォーラムin札幌に参加しました。
100名少々定員の会議室が満席でテレビカメラも入り、関心の高さを物語っていました。

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このフォーラムは知床自然大学院大学の創設目的をアピールするためで、それは知床の自然を管理・観察・研究・教育できる人材を育成することです。
現在知床の自然管理や野性動物との共生を考慮した地域づくりは、人材・予算・モノがないため進んでいないのが実情。

そこで人材確保と教育を兼ねて、知床自然大学院大学を設立しようとするものです。
こうして地域・自然・社会をつなげる体制のひとつをつくろうというものです。

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まず代表理事の田中俊次(東京農業大学名誉教授)の挨拶に始まり、続いて北海道環境生活部環境局の川勝氏が来賓挨拶を行った。

それから問題提起として「野生動物問題の現状と地域社会/梶光一氏(東京農工大学大学院教授)」、その後、事例報告として(1)知床におけるヒグマとの共存と地域社会・・・増田泰氏(知床財団事務局長・主任研究員)、(2)年と地方の野生動物共存の考え方~ヒグマの事例を中心に・・・佐藤喜和氏(酪農大学教授)、(3)共存を実現する専門職とその養成・・・中川元氏(知床自然大学院大学設立財団業務執行理事)があった。

問題提起の話では、エゾシカとイノシシによる農作物などの獣害についての説明があった。またエゾシカにおいては、北海道の捕獲のデータが紹介され、ハンターが高齢化にも関わらず懸命に捕獲している様子が伺えた。世界でも最高水準の捕獲率・捕獲量とのことだった。

事例報告では、知床のヒグマが環境により生態が変化しているという事例がたいへん興味深かった。気候により主な餌が不足したことで、ヒグマが生まれたてのエゾシカを捕食したり、海を泳いで定置網の鮭を捕獲したり、今まで知られていた生態とは明らかに違った行動をとっていることが研究で分ってきたとのこと。

ヒグマの生態が変化することで人間の生活圏に近づくことも多々増えてきている。こうした事実を詳細に研究・分析・地域に広報し、地元住民との連携を推進するためにも知床自然大学院大学の開設が切望されることが報告された。

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また札幌での野生生物の事例では、郊外の森と人間の生活圏の間に緩衝地帯を置いた街づくりの提案も紹介された。現在、ヒグマの目撃事例は森と人間の生活エリアが近接していることが原因であり、対策が必要であることが報告された。

今回の話を伺い、北海道で自然環境の保護と野生生物との共存という街づくりが急務であると感じた。今後の人口減少社会では、管理体制が脆弱化するのは明白であり、これを効果的に補うためにも自然環境・野生生物とかかわる人材の確保・育成が重要であることを痛感した。単に知床だけの話ではなく、北海道全体に関わる重要問題である。

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環境良夫

Author:環境良夫
「北海道の自然環境を学ぶホームページ」を運用しています。北海道の自然環境の現状について調査・分析をしています。どうぞよろしく。

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